昨日の定休日を利用して動物愛護団体施設を訪問してきましたのでその様子をレポートしたいと思います。 今回の訪問先は「ANIMAL REFUGE KANSAI」アニマルレフュージ関西さんです。 大阪ARK(本部施設)大阪能勢、篠山ARK Sanctuary(新施設)兵庫県篠山市の両方に足を運びました。 犬猫を能勢で約200頭前後(小型犬~大型犬まで)、篠山で約50頭前後(中型大型犬とウサギがいました)を現在保護されており、寄付とボランティアで運営されております。 まずは篠山施設。日本初の国際動物福祉センターとして資金を集めながら作っております。 3年前に伺った時は犬舎棟がまだ一つでしたが、もう一つ犬舎棟が出来上がっておりました。 約7000坪の敷地に犬舎や倉庫、スタッフ棟、ドッグランなどが今あり、次は猫棟を作りたいとの事です。 山中、豊かな自然に囲まれ、綺麗な川もあります。素晴らしい所。 施設を作っていくのには莫大な資金が掛かり、集めながら少しずつ夢の実現に向けてスタッフ・ボランティアさんが頑張っていらっしゃいます。 持ち込んだ物資を渡し、スタッフの方と説明を受けながら施設を見学、お話をさせて頂きました。 犬舎のスポンサーの皆様のパネルが並んでおります。 イギリス最大のシェルター「Dogs Trust」も支援し、同等の基準、品質の設備です。 ドッグストラストは企業レベルの資金力がある団体です。でもシェルターや動物福祉、チャリティーや寄付等に対する意識や文化は日本とは違います。動物愛護や保護施設などは大きく遅れております。 ペット先進国の世界のスタンダードを日本で実現しようとしている訳ですね。 内装の資材もイギリスでも製造したものを輸入。 そして日本の気候、篠山の寒さにも対応する為に床暖房、エアコン、換気、排水も完備。 見て分かると思いますが、個室は、内部屋から外部屋そしてそこから各ドッグランにも繋がっております。扉から床材、壁まで考えられております。 この品質の犬舎(シェルター)は日本にはおそらくないと思います。 ここの部分も含めて”個人的には日本一の施設だと思っている”という表現もしました。 犬舎棟にはBGMが流れております。音に慣らす為や、老犬などに刺激を与える為などの理由です。 イギリスの施設では、車の音なども流して、引き取られた後に人間社会で対応できるよう慣らしているみたいです。 篠山の方は人の往来も少なく静かな環境なので、老犬や少し臆病な子、大型犬などがいます。 将来的にはここに全機能を移行したいそうです。 小型犬は、やはり里親が見つかりやすいそうで、交通の便も良く、事務所もあり見学者も来るので”能勢の施設”の方に居るようにしているそうです。 個室もとても清潔。きっと掃除をかなりされているのだと思いました。 想像できると思いますが、野犬や捨てられてしまった子などもいる訳です。当然トイレトレーニングなんて入ってません、まして大型犬、老犬もいます。 素晴らしいとしか言いようがないですね。 とてもリラックスしている様子♪ 敷地内は自然がいっぱいで、専用のドッグランもあります。 スタッフの方々がお散歩にいったりドッグランでフリーにしたりして運動もしっかりおこなわれておりました。 毎日、朝から掃除、食事、運動などお世話をおこなっております。 グルーミングスペースももちろんあり、スタッフの方が洗ったり、能勢の方からトリマーさんが来てケアをしているとの事です。みんな結構綺麗な状態です! ”グルーミング隊”として伺うのも助かるんじゃないかなって思いました。 最後にみんなとふれあう時間もつくっていただき、スタッフの方と一緒にドッグランで戯れましたよ。 色んな境遇の子達もいますが、5分程あればみんな仲間です😊 とても友好的で走ったり、ボールで遊んだりと楽しい時間となりました。 今回は篠山だけの訪問の日程でしたが、帰りがてら能勢の本部の方も行ってきました。 事務所の室内にプードルやチワワ、イタグレなど小型犬のみんなもいましたよ! 多くのボランティアの方が代わる代わるお散歩に出かけておりました。 寄付にもなるからステッカーを購入してきました。みんな元気そうでしたね。 代表者のオリバーさんは、阪神大震災の時も何もない状態で必死に現地で保護をしていたらしいです。
東日本大震災の時も翌日には現地に行き、20km規制がかかる前から活動をしていたとの事です。 その方の自宅も施設内にあるんです。共に暮らしておられます。何もない所から手探りで手作りで能勢の施設があります。そして多くの方が共感し協力して今があるんですね。 その先の夢の実現が篠山Sanctuaryの建設。 Sanctuary→安全な場所・・・ 詳しい情報や施設、団体の事、オリバー氏については ANIMAL REFUGE KANSAIのHPをご覧ください Facebook、instagramなどもあります。 震災の時も人々が路頭に迷ってしまった様に犬達も路頭に迷よったんだと、今尚無責任なブリーダーにより罪のない犬達が被害に遭い、飼い主の飼育放棄、山に捨てられ野犬となってしまう・・・ 現実としてある事実、行政としても中々解決できていないのも事実。 そうした中で多くの保護団体が活動している。はっきり言って、”?”という団体も存在している。 このような団体さんがある、このような活動をしている、新しくわんちゃんを迎え入れる方法として里親という選択肢もあるんだと、支援という形もあるんだと、自分がUPする団体だから安心してほしい、それを少しでも多くの人に知ってもらえたらなって思っております。 MUKUSTONにみえるお客様はみんな愛犬家です。また多くの人はきちんとしていても、”一部”の人がそうでなければ何も変わりません。だけどこの”一部”は絶対にどんな事に対してもなくなる事はないでしょう? だからルールや規制、法があるわけで。 犬のシェルターは必要なんです。どうしても、やむを得ない理由で愛犬を手放さなければならない、天災により、福祉的な理由などです。 ペットショップのおかしな売り方、ブリーダーの崩壊だとか、飼い主が捨てるだとかそんな理由の為にあるんじゃない。でもそういう子達も一生懸命保護してます。 そこをきちんと管理・規制して、責任をもって犬を飼える様にしているのがペット先進国です。 そうしたらみんながシェルターの必要性を理解できるし、そういう立派な施設もできるだろうし、そこから迎え入れるという事が自然だという事にもなると思います。 例えば、ペット可の賃貸が少ない、一緒に入れるお店も少ないとか・・・ 何でなのか。なぜそうなるのか。 例えばペット先進国では老人ホームも愛犬と一緒に入れるそうです。その方が良いという事もあるからです。 何か色々と難しい事だとは思いますが、犬との環境が良くなればいいですよね。 だから今回の訪問は自分のモチベーションにもなるし、勉強にも経験にもなる。 と同時に伝える事で色んな人の何かのきっかけにもなったらなと。 そんな想いの元の団体施設訪問レポートです。 長くなってしまいました😊 MUKUSYTON DOG GROOMING Official Blog
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