今回は、わんちゃんの歯について少し考えてみたいと思います。 人間の歯もそうですが、歯のケアについてはとても複雑な事柄だといえます。 なので、経験も踏まえ、簡単にいきたいと思います。 まず、実は犬は虫歯にほとんどなりません。 ならないというより、ならないような仕組み、状態にあるというべきでしょうか!? 複雑にならないように簡潔に説明すると・・・ 人の口の中は(弱)酸性、犬はアルカリ性。 元の虫歯菌が活発になる(虫歯になる)➡糖質を発酵させて”酸”(歯を溶かして虫歯になる)をつくる。 犬は口の中で”酸”にならない。後ほとんど噛まずに飲み込みの食べ方だから➡虫歯にならない(なりにくい) なので、犬の場合、虫歯をではなく「歯周病」を防ぐ為のケアという見方でいいと思います。
じゃぁ、どうする?なんだと思います。 「歯垢をつけずに、健康で清潔な口内環境を維持・継続しよう」になりますね。 人間も同じ。 歯垢(バイオフィルム/プラーク)は、菌の固まり。歯石は、死んだ菌が石灰化したもの。 ケアの仕方は基本、人間と同じ。歯磨き・ふき取りをするだけ。 ただ、口の大きさや歯の大きさ・形状などが違うから”適した”道具でやるべきです。 犬用もありますし、人間の赤ちゃん用などにもいいものがあります。 (犬用でも??というものもありますので、サロンで使用しているものは今度UPしますね。) 後、犬は吐出しをしないから、飲み込んでも問題が無いようなものである事。 歯石になって悪化したら、病院に言ってスケーリングをしなけらばなりません。 わんちゃんで、よく聞く事ですよね。 全身麻酔で犬に負担も掛かるし、費用もかかる。できればしなくていいもの。 じゃぁ、人間であんなに歯石で歯が見えなくなる、歯茎・顎が溶けているなんてみないような気がします。 まぁ、歯磨きやうがいをしない人はいないと思いますので、別の切り口から♪ 経験上犬を見てきて思う事は、 ダックス、シェルティ、プードルなどの鼻の長い犬種(長頭種)に歯石がすごい子が多いような気がします。 歯並び、顎の大きさや細さなどが関係しているのかな。 後、口をあまりあけない、水をあまり飲まないという犬が歯石がつきやすいですね。 口を使って(おもちゃなどで)遊ばない犬にもその傾向があるように思います。 大人しいわんちゃんという事にもなるかと思います。 また、クッキーみたいな穀類おやつも原因かと思います。 空気を嫌う細菌でもありますので、こもる、繁殖しやすい口内環境なんですね! 例えると、カビの繁殖みたいなもの?換気しないとすぐカビますしね😊 それから、車、家電などでもそうですが使わなけらば劣化します。使い続ける(回し続ける)方が長持ちしますよね。 そう考えると野生の犬(動物)に対しての説明もつくような気がします。 たくさん運動して、口を開け(はぁはぁ)て、狩りをして肉を食べ(不適切な物を食べない)、骨や木などにかじり、水も当然たくさん飲む。 歯が綺麗かは別として、見る限りでは歯石だらけとかではないと思います。 強い歯をしていると考えられます。 野生の動物に歯磨きという概念はないですもんね! 深く入り込むと奥が深く、より専門的な話になる口内、歯の事。 詳しい事は専門家へ!(*^^) ただ、犬を触っているから、意識しているからわかる事もある。 いつもお伝えしている事ですが、人間社会で暮らす犬達には、人のケアが必要。 だから、デンタルケアも考える、した方がいい。 そういう事の様に思います。 次は、MUKUSYTONでしているデンタルケア、ケアの仕方、使用しているものについて書いてみようかと思います。 では、また(@^^)/ *この歯についての事も個人的な考えの一つとなります |
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