犬の扱い方を考えるシリーズの前回のリードに対する事の記事の最後に次は”口輪”かなって言ったので、 口輪の事について個人的な考え方をお伝えしてみようかと思います。 犬のマズルに装着するもので、よく言われる使い方、必要性だと 「嚙みつき防止」、「吠え防止」、「拾い食い防止」等でしつけだったり、病院、トリミングサロン、または一般ご家庭で状況に応じて使用されております。 吠えに関しては防げれないですね!口を完全に閉じる訳ではないですから。 「吠える気をなくす」ならできるかもしれません。 一番は攻撃性のある犬に対しての”噛みつき”を防ぐ為だと思います。 ですから私達トリミングサロンでも使用する場合がございます。 もう一つ良く聞く話が「可愛そう」という事です。 先にお伝えすると可哀そう”では”ないですよ! ちゃんと呼吸もできますし、痛い事や苦しい事をしている訳でもないですからね。 むしろマズルをしてあげた方が犬にとっても、良い場合があります。 後、攻撃性がなかったとしても超大型犬や特殊犬種などは公共の場(他の犬や人に触れ合う場所)に行く時はマナー的な観点でも装着してもいいです。万が一があったらとんでもない事になりますし、飼い主様は良くても他の人達からしたら、とても怖いはずです。 今回も上記での必要性とは別の切り口から口輪について考えていきますね😊 私は心理的にパワーダウンさせてあげる、できるものだとも思っております。
興奮をおさえる、落ち着かせるという事です。 (攻撃できないという心理にする、同じ事を繰り返して無理だとあきらめる) 怒る噛むという事は興奮している状態という事で、その”状況”を和らげる。 という事は犬自身も楽な訳です。先ほども言った様に「犬にとっても、良い場合」があるという事はそれです。 後、人間も恐怖や噛まれるかもしれないという心理状況から解放されるから犬に対する接し方も変わります。 前にも言った通り、犬には伝わります。 人間が怖がり、警戒すれば犬も同じように警戒します。状況が悪化します。 また同じ事を言いますが、攻撃性があって接しなければならない子の場合は、逆に良いという事です。 「リラックス、おとなしくする」という意味合いでも使えるのです。 犬目線で人に例えると・・・ 犬が口を使えないという事は、最大の武器が使えないという事でもあります。 人間が両手を使えず武器も持つ事ができなければ、心理的に攻撃性はなくなるはずです。 「何もできないなら、抵抗するのはよそう!降参するしかないな!一旦落ち着こう!」 そんな感じでしょうか??😊 ちょっと話がそれますが、手錠を掛けるのも捕まえるだけの意味じゃないですよね。 攻撃性を抑える、落ち着かせるという意味でもありますよね。 例えば、 サッカー選手がスパイクを忘れたら、試合にならない。 板前さんの包丁が切れ味悪かったら、何か今日は凹むな、やる気なくなるってなるはず。 女性がデートに行こうとお気に入りのハイヒールを履いて道中ヒールが壊れてとれたら・・・ 例えが例えになって(笑)ないかもしれないけど、 犬達はそれが、”口に自由がきかない時”なんじゃないかって。 私達の言葉でいうと「気持ちが萎える」?、表現は難しいですが。 それから、信頼関係がある大型犬などにはお散歩時に装着して 「よし、落ち着け。攻撃する必要はない、大丈夫」みたいな合図的に関連付けるのもありです。 口輪=マイナスなことではなく、人と犬が上手く接する為に時に必要で、マナーとしても必要である。 そして、過信をせずに必要な時は道具にも頼る。 海外ではあたり前の事ですが、もし口輪を使う事を「可哀そう」だと言う人がいたら それは、犬の事も人の事も考えているとは思えません。 実は、自分の見える物しか考えていないのかもしれません。 他のサロンなどで、「当サロンではわんちゃんに口輪は使いません、可愛いそうだから、負担を・・・」みたいな所があったら、 逆に怖いですね!トリマーは刃物も使う訳ですし、大切なお客様のわんちゃんです。 プロであればなるべく使わないで犬を扱う状況は作れると思います。ただ、犬を知らなさすぎるような気がします。無理な事は無理と断る事も犬の為には大切です。 今日はこの辺で(@^^)/ MUKUSYTON DOG GROOMING Official Blog
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